裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

ブッシュ大統領の再選について思ったこと

前回はフロリダ州の537票差でゴア候補を破って薄氷の当選を果たしたブッシュ大統領だが、今回もオハイオ州の結果ですべてが決する事態になったが、1,000万人以上の人口を抱えるオハイオ州で14万票程度しか差がつかないで再選を果たすという薄氷の勝利となった。

多数決の多数派のルールが通るのが民主主義のきまりだが、前回は537票、今回は14万票ですべてが決するのだから民主主義とは恐ろしいものぞと思ってしまう。

余程のことがない限り自民党の政権が覆ることはないであろう日本とは緊張感が違いすぎる。

しかしながら、とりあえず、日本にとっては、良好な日米関係は維持されるわ、株価は上がりやすいわ、円高政策は避けられそうな気がしそうだわ(とはいえ、今は円高だが…)で、願ったりかなったりな結果になったと思う。

私がアメリカ人だったら、ケリーを支持していたと思うのだが、私は日本人だからそのような理由でブッシュを応援していた。

しかし、アメリカという国は東海岸と西海岸ではケリー、それ以外ではブッシュと完全に二分されていたが、白人中心で牧歌的なアメリカの地方では保守的に、エネルギッシュで有色人種の移民が多そうな地域ではリベラルに明確に分かれているものだなあと思ってしまった。

「アメリカ人の60%は自分の住む州から一歩も外に出ないまま人生を終える」「アメリカ人にとってアメリカが世界のようなもので外には関心が向きづらい」とは言うが、どちらを支持するかの差は世界に目を向けているかどうかの差であるような気がして、おそらくは「ケリーを支持する人のほうが外のことを良くわかっているのだろうな」という気はした。

アメリカは世界の一国に過ぎないのに、世界の注視を異常なまでに受けるのだが、だからといって、外に関心を持ちづらいアメリカ人にグローバルなバランス感覚までを求めるのには無理があるのかなと思った。

実は、アメリカという国はかなり原理主義的な国でヨーロッパよりも余程キリスト教色が強い。

逆にヨーロッパのほうがかなりの面においてリベラルなのである。

その点を今回の結果は再認識させてくれた。

ところで、今回も朝日新聞のキャンペーンは必死で、天声人語にはブッシュ氏当選の翌日に「黒人の90%は選挙の投票結果がねじ曲げられていると考えているのだ」というような元も子もないことが書いてあったし、社説でに「保守化の波が心配だ」とまるで保守であることが悪いことであるかのような書き方をしてあったり、各種コラムでもブッシュ政権および保守たたきのキャンペーンに必死であったりした。

アメリカ大統領選挙まで…」と思って我慢して朝日を読み続けたが、毎朝、このアホ新聞を読んでストレスを溜めるのはもう嫌なのでそろそろ購読する(無料だが)のを止めようと思う。

逆に産経新聞のほうでは、「ブッシュ保守革命」などという特集を組んだり、社説などでも、ブッシュ政権の明らかな勝利というようなことを書き連ね、世界の保守化の波をひとしきりに喜ぶなど、全く逆のことばかりを書いていたのは読み比べていておもしろかった。