裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

楽天のプロ野球参入決定について思ったこと

先日、楽天プロ野球参入が決定し、ライブドアが落選した。

気持ち的にはライブドアに肩入れする人々が多かったようで、「楽天はズルいな~」とは誰しも思ったであろうが、パリーグプロ野球球団を持ち続けることが企業にとっていかにお荷物であるかということが明るみになってきている昨今では、財務状況を重点的に見ての結果というのは文句のつけようがない落としどころではなかったろうかと思う。

また、選ぶほうも人間なのだから「老害」の悪についてとくとくと説いていた堀江氏が嫌われたため落選させられたという一面は否定できないだろう(確かに私と3つしか違わないのにあのような会社を経営して尊敬するが、口が過ぎるとは誰しもが思ったであろう…)。

それに、ライブドアの堀江氏は今回の件では間違いなく得をしたと思われる。

さして広告経費を使わずとも、世の中にライブドアという有名ではなかった企業の名前と自らの名前をこの上なく売ることができたうえ、厄介なプロ野球には参入せずにすんだのだから、得も得である。

案外、楽天の三木谷氏のほうがババを引かされたのかもしれないのである。

楽天の参入が決定した後、オリックスの宮内オーナーが「やっと合併したのに、疲れた」というようなことを言っていたが、この言葉にパリーグのオーナーの本音が隠されていると言っても過言ではない。

宮内オーナーしかり、球団数を減らそうとしたロッテの重光オーナーしかり、不正も相まったうえ「もう先はない」と見限って「球団を売却する」と言い出した西武しかり、毎年赤字ということで球団をソフトバンクに明け渡すであろうダイエーしかり…、昨年フランチャイズを北海道に移動してすこしだけやる気をだした日本ハム以外はやる気がなくて、その救いを1リーグ制に求めたのにそれも拒否され、逃げ場を失い、とことんやる気がなくなったというのがパリーグ球団の本音(私が10月5日の本欄にて述べたとおりだが)なのである。

パリーグのオーナーの悲鳴にも似た声を責めずに、セリーグの狭量なオーナーを責め、古田を立派だとは思いながらもオーナー側に同情していた私とマスコミの作り出す世間とではいかんせん意見が違いすぎる…。

バカなスポーツ記者やテレビに出てくる”大衆”は「チーム名から企業名を取れ」だとか、「プロ野球公共財なのだからオーナーが好き勝手にするな」だとか、「西武は球団を保有するメリットがないなどとがんばって優勝した選手に対して失礼なことを言うな」などと偉そうなことばかりを言うが、パリーグのオーナーがこれほどまでやる気をなくしている危機的な状況について同情を示す者は誰もいない。

この国の人というのは本当に金を持っている人に冷たいうえ、金を持っていること=悪と決めつけるところメンタリティーを持っているが(本当は自分達のほうが余程いやしいくせに…)、どうにかならないのだろうか…。

アメリカ人は経営者や金持ちは雇用を創出し、消費をするので尊敬されるというが、そのメンタリティーの一部でも見習って欲しいものである。