裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

キャッツ(下)

キャッツが何故につまらなかったのかと言えば、「キャッツ」のストーリーは意味不明というかストーリーが無いに等しいからである。

一応、24匹の猫の中から1匹の「ジェリクル・キャッツ」を選ぶ舞踏会をやるという内容で、要は、24匹の中のほとんどの猫がそれぞれのダンスを披露して、最後に1匹が選ばれて終了…って感じのストーリーなのだが、なんと、猫のダンスとダンスの間につながりが何もないのである…。

ちなみに、こういうストーリーだったということに気づいたのは本当に最後になってからなのであるが、「なんの脈略もないダンスを分散的に見せられて何を楽しめというのだ?」とツッコミを入れざるを得ないのだ…。

 

それなのに他の客は異常なまでに盛り上がっている。

拍手のタイミングとか盛り上がり方の質といったものから、他のミュージカルよりも圧倒的な固定層の高さをうかがわせたため、私だけが全く浮いているように感じた(もちろん他にも同志はいたのだろうが…)。

当然ながら、長ったらしいエンドロールの間、拍手なんぞ一切する気にはなれなかったし(客席に来た猫が握手を求めてきたので一応嫌々握手したけど…)、「つまらなかったらブーイングをしていいものだろ?」と思いながらも周りの雰囲気にのまれてしまい、あたりまえではあるが、そんなことはできなかった。

 

まあ、劇団四季のスタッフの音楽とダンスは超一級品だったわけだし、アンドリュー・ロイド・ウェーバー巨匠の音楽も良かったわけで(この前行った「OUR HOUSE」におけるマッドネスの音楽は最悪だったが…)、良く考えれば、ただただ、T・S・エリオットのヤローの作った作品が最悪だったわけだものね…(四季の方々は汗だくで良くがんばったよ…)。

 

しかし、「同じ作品を観てこうも抱く感想が違うとは俺は普通じゃないのか?」とも思ったが、どう考えてもそうは思えない。

 

…というわけで、とにかく、総括すると以下のような理由で怒りの感情しかわかないまま会場を後にした。

 

・何もわからずに初めて観てストーリーを理解できる人は少ないと思う

・理解できたとしてもかなり最低最悪なストーリーである

・メイクにものすごく時間をかけているのだろうが、個人的にあのメイクが大嫌いである

・しかも、どう見ても猫に見えない(笑)

・他のどのミュージカルよりも固定度の高そうな客の盛り上がりは見ていてかなり引く

・セットが終始同じで変化を感じない

・円形のキャッツシアターに期待していたけど普通の劇場のほうが好きかも

・私は猫派ではなく犬派である(好きになりかけていた猫をまた嫌いになりそう…)

・猫を主人公にする必要性を何一つとして感じない

・つまらん!金返せ!

 

まあ、これらは私個人の感想なのであまり気にしないでください!

 

あと、このうっ憤を晴らすために「美味い物でも食べよう…」と思って帰りに五反田のキャッツシアターから品川の「なんつっ亭」までトボトボと歩いて行ったのだが、また売り切れて閉店していた(これで2度連続…)。

まことについていない一日である…。