裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

無名ばんざい!(下)

いつまでも有名なままでいられる有名人はわずかであり、多くの有名人はやがて世間から姿を消す。

その場合、本当に落ちぶれてしまった場合もそうだし、たとえ、自らの意志で露出を減らした場合であっても周囲からは「あの人も落ちぶれたものだ」と勝手に思われてしまうからやっかいであろう(笑)。

一瞬だけまばゆいほどに光を放った後に無名と化した有名人がその後の人生において支払う罰ゲームの重さを思うと深い同情を禁じえない…。

ましてや、若い時にだけアイドルだった後、みっともないおばさんになってしまったり、見事に禿げ上がってしまったり、醜く太ってしまったりしたらそれこそ開き直りでもしない限り辛くてやってられないだろう…。

また、右も左もわからなかった頃に成し遂げた栄光を思いだすたびに、大人となった今の自分との落差を思って辛く感じるのかもしれない…。

有名だったら仮に異性の友達と一緒に歩いたり飯を食べたりするだけでも周囲から何と思われるかわからないし、一人でいても常に人目を気にしていなければならないわけだが、こんな生活は拷問以外の何物でもない。

ところで、私が故郷の宮崎市でなく東京に住んでいる大きな理由の一つとして、「東京では街中で知り合いに会うことが年に一度ぐらいしかない」ということは、小さいながらも間違いなく挙げられるであろう。

本当に仲の良い人であれば挨拶すれば良いが、知っているだけで別に挨拶する気にもなれない程度の人と会った場合がやっかいなのは言うまでもない。

しかし、そんな機会が年に一度程度であれば携帯電話でメールを打つふりでもしておけば済む話である。

それに、昼間からブラブラしている三十路直前の男が田舎にいていいことはあるまい。

“東京砂漠”ばんざいである(笑)。

無名極まりない私ですらこういったことを考えるぐらいだから、地方に住む有名人なんてのはさぞかし生きにくかろう…。

しょこたん」さんや連続放火魔の「くまぇり」さんじゃないけど、「なんとかして自分の名前を売りたい」と思う人が世の中には多いようだけど、「有名になることのデメリットについて考えていけば、普通、世の中に自分の名前を売ろうという気になんてならないんじゃないかな?」と思うのだが、それを普通の考えと思う私は夢がない人間なんですかね?

ところで、私はホームページやブログの中に何枚か自分の顔写真を掲載していたりするのだが、それは私の存在が取るに足らない虫けらほどにちっぽけな存在だからなのであって、仮に私がちょっとでも有名になったり、私のサイトが有名なサイトになろうものなら自分の写真はすべて外すでしょうな…。

まあ、ホームページなどに顔写真を載せるほうが少数派なのでこのようなことを書いても仕方ないのだが、逆に「載せている理由は何か?」と聞かれると、「書いていることに対して、リアル感・臨場感を上げるためかな?それに俺はむさぐるしいだけの大男だし…」というぐらいの答えしか思い浮かばない…(笑)。

なにはともあれ、「無名な一市民で本当に良かった良かった!」とふと思っただけのことでこんな長文を書いてしまった無名な私でした…。