裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

苦情の電話ってどうやってするの?

亀田興毅選手の試合の後、5万件を超える抗議電話やメールがTBSに殺到したという。

最高瞬間視聴率が52.9%、平均視聴率が42.4%ぐらい(あの煽りを入れてこの視聴率だろうからすごすぎ…)だったから、ざっくり約5,000万人が見たものと考えると、約1,000人に1人の人がTBSに苦情の電話やメールをしたことになる。

同じヤツが重複してかけている分もあるのだろうけど、あまりにも多すぎるように思う。

 

世の中にインターネットや「2ちゃんねる」というものが存在するようになって、「人間ってここまで醜かったのか…」「世の中にはこんなに醜いヤツが多いのか…」と思うようになってはいたが、今回の件についてはあらためて呆れてしまう(笑)。

 

ところで、ジャッジをしているのはWBAなわけで、TBSに電話したところでどうなるものでもないのに電話するアンポンタンさもさながら、TBS以外の新聞社や他のテレビ局などにも電話をしたバカが多数いたらしいから参ってしまう。

彼らは一体新聞社や他のテレビ局などに何と電話で発言したのだろう。

 

「はい、○○新聞○○係でございます」

「あの~、昨日の亀田選手の件なんですけど、あれはちょっとないんじゃないんですか?」

「そうですね…」

 

私にはこれぐらいしか思い浮かばない…というか続かない(笑)。

クレーマーを演じろといわれても、電話の受け手に何を言えば良いかわからないし、クレーマーから電話を受ける受け手を演じろと言われたとしても何と返せば良いかわからない。

ただ、受ける場合、下手なことでも言えば逆ギレされるだけだから何らかの気を使う必要はあるのだろう…(全くご苦労さまなことである)。

 

このやり取りについて考えるのもおかしいが、このおかしさに気づかずに「○件の苦情が殺到した」と何のツッコミもなしに淡々と報じるマスコミにも個人的にはウケてしまう(もしかして、こんなことを考えているのは私だけか?)。

 

昨日も書いたが、「八百長だ」「テレビ局やスポンサーの金が動いている」「ジャッジは買収されている」「ヤクザがからんでいる」などと、世の中には変わったことを言う人も多いようだが、私はそれが確定するまではそういった憶測は一切口にしたくない(いくら世間で、「格闘技にはヤクザがつきものだ」などとささやかれていようとも…)。

 

アスリートが栄光のためにどれだけ努力しているか想像がつくし、間違っても私には同じ努力はできないし、格闘家は命を削る思いで試合をしているのに、スポーツそのものをバカにしたような発言はしたくもないのだ。

 

なお、ランダエタ選手には、在日ベネズエラ大使館を通じて激励の手紙やメールが1,000通ぐらい寄せられたらしいが、こちらのほうは理解できる行動だし、場合によっては良心的な行動であるといえるだろう。

 

なにはともあれ、世間の「亀田人気」と裏腹に、その強烈かつ破天荒なキャラクターに対する「アンチ亀田」の人間が多いからこのようなことが起きたのであろうが、亀田兄弟もいくらかは天然であるとはいえ、世の中には礼儀正しいキャラよりも大言壮語を叩くキャラのほうがウケるわけだから、あのように振舞うのは仕方ない面もあるように思う。

いくら亀田兄弟とはいえ、完全に素でやっているというよりは、その辺のポイントがわかっているからあそこまで極端なキャラを演出しているのだろうと私は思うのだ(あと、テレビ局、ことに「ガチンコ」のTBSには極端なキャラを喜ぶ傾向はあるわな…)。

 

格闘家の場合、「相手選手は強いのでがんばります!」という謙虚な発言をする多数派よりも、「絶対に俺が勝つ!俺は強い!」と言っている少数派のほうが人気が出ることは、ずっと格闘技を見ていて間違いがないように思う(最近は、「このほうが人気が出るから…」ということで多数派と少数派が入れ替わっている気がするぐらいであるが…)。

 

人気格闘家の亀田兄弟・魔裟斗選手・山本“KID”徳郁選手は全員がこのタイプである(ちなみに私自身は礼儀正しくて知的な面を併せ持つ格闘家が好きなのだけど…)。

そして、私はこういったタイプの選手に対して、「大言壮語を吐いて有言実行するのは辛いだろうに…」といつも同情する。

礼儀正しく相手を持ち上げたほうが負けた時のバッシングが少ないからである。