裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

「格差社会」について⑥

昨日の夜・今日の昼・今日の夜と3食連続で外食をしたのだが、何も考えずに後になって気づいたら、3食連続でラーメンを食ってましたわい(笑)。

前置きはさておき、今度は「規制と格差」について…。

 

格差社会を論じるうえで問題になるのは規制緩和である。

ところで、以下のような「ハシゴを外したために起きた事例」については、「始めにそんな規制を作った悪かった」と言うべきか、「規制を緩和してハシゴを外したのが悪い」と言うべきか難しいところですな…。

 

規制緩和によって大型店を出店しやすくなり、車社会生活圏(=地方都市)のおける老舗商店街が没落した。

地場産業化した地方の建設業界は公共工事のカットによって未曾有の不況を迎えた(GDPの10%をも建設業が占める国は日本以外にない。人口減時代にはなおさらのこと。もう、業界自体が適正規模になるまでつぶれまくってもらうしかない)。

・タバコや酒や医薬品などの小売販売自由化によって、従来規制に守られた小売店の倒産が相次いだ(コンビニという受け皿があったからまだ助かったが…根が深い問題だ)。

 

社会にとって、人間らしい暮らしをするための最低限のセーフティーネットは必要でも業界を保護するための規制は必要ないと思う。

上記の例を挙げるまでもなく、それが消費者のたけにも、サプライヤーのためにもなるように思うのだ。

例えば、日本のマッサージ料金はとても高いと思うが、安くなれば消費者の利益にかなうわけだし、もし、将来にタイのマッサージ師を受け入れる可能性が少しでもあるのならば早々に受け入れ自由化するべきであろう。

 

不足して困っている看護師や介護士においては何をか言わんやである。

不足して困っているのであれば、フィリピンの看護師だろうが介護士だろうが受け入れるべきであろう(フィリピンの看護士に関しては先日、試験情報漏えいというネガティブなニュースが出ていたが…)。

もちろんこちらは社会的必要性の高い職業であるがゆえに、その影響によって国内の有資格者の待遇等が悪くならないよう策が練られてしかるべきでもあるのだろう。

 

ところで、タクシー業界では規制緩和によってタクシーが増えて困っているとは良く聞く話だし、実際に車を運転するとタクシーが邪魔で仕方ないのだが、2006年11月22付の日経新聞には、「(東京の)乗務員不足は深刻で、業界団体によると都内では全車両の80%しか運行できていない」(→だから値上げして、給料を上げて、乗務員を確保したいらしい…)とワケのわからない記事が書かれていた(笑)。

乗るのがバカバカしいほどにバカ高いタクシー代を値上げして、ただでさえ邪魔なまでに多いタクシーの乗務員をさらに増やそうとする東京のバカタクシー業界には、値上げにより客離れ→業界そのものの縮小淘汰という天誅が下ることを心から願いたい。

 

話が色々な方向に散っているが、所得格差を作ったのは、ボーダレスな大競争や不当な保護・規制が緩和された結果であって、一概に政府のせいとはいえないのだが(バカな規制をしたという意味では大罪だが…)、こういったことを声高に叫ぶ人々というのは公共事業や援助や露骨な保護政策のようなかたちで政府からなんらかの金を引き出したい人たち、もしくはろくに税金を払っていなかったり、もっと払いたくなかったりする欲の皮の突っ張った人たちなのであろうと思う。

 

再度述べるが、政府がやるべきことは、規制をできるだけ緩和してそれによって生まれた敗者を保護してあげることであって、競争における敗者を始めから保護することではない。

本来必要なセーフティーネットとは、最低賃金を厳格に引き上げたり、待機児童の解消に全力で取り組んだり、高年者の定年を上昇させたり、女性の出産・育児によるキャリア形成への悪影響をなくさせるよう徹底的に監督したり(男性は子供を産めないのだから男性の育児休暇を奨励するよりも、こちらの施策のほうが重要だと思う。女性の出産による企業の損失を多少は税でカバーしても良いぐらいだと思う)、ホームレスに更正・社会復帰を促したりするような施策などを指すのだと思う。