裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

今の日本は数年前よりおかしい風潮にある

中田氏のコカコーラ・ゼロCMのフォームが経験者にはパンチもキックも素人だとすぐにバレる出来なのだが、あれだけファッショナブルに生きている氏のイメージを貶めるようなものにして欲しくなかった…。

とはいえ、視聴者のほとんどは素人だからわからないと思うし、みんなあの驚愕ボディーに目がいってしまうだろうからいいのだろうが、あんなにいい身体を作ってきたプロフェッショナルなのに、ツメが甘いのが泣けてくる。

サッカーボールを蹴る蹴りかたはローキックの蹴りかたで、ミドルとハイはあれとすべてが真逆の動きになるのだからサッカー経験者にとっては逆に難しかったりする。

でも、サッカー経験者の蹴りは足の力が強いから威力はあるわけで、中田氏の蹴りもフォームはともかく威力はあるのだろうと思う(ボブ・サップのパンチの威力あるのと同じ)。

パンチに関しては正直キックより全然難しいものだから、誰がやっても一朝一夕で身につくものではないから企画に無理があったのだろう。

ところで、オイラもシャドーボクシングの動画をオイラのサイトで公開してはいる(笑)。

さて、本題。

少し前の話になるが、解散前に「麻生降ろし」なる動きがあり、あの一連の行動に対する世間・マスコミなどの評価は「自分の選挙区・私利私欲しか考えていない」などと言って評価が著しく低かったのを覚えているが、麻生氏で戦っては沈むとわかっているのにそのまま行くのか?」と疑問を呈す姿勢のどこがおかしいのだろうと個人的には思っていた。

麻生氏で戦うことを選択した自民党にはある意味「よく腹をくくったなー」と感心した。

あと、麻生氏が予告解散というしたたかな手に出たことにも感心した。

解散を口にしてから選挙まで40日もあるというのはとても長いように思うのだが、1週間前の話題もろくに覚えていられないような世の中において40日というのは長く、40日もあればボロも出やすく、特にこれまで守勢に立たされたことのない民主党内からボロが出て、麻生氏側に神風が吹くような気もしなくもない。

とはいえ、麻生氏の自爆の可能性のほうがむしろ高いとも思えなくもない。

ところで、演説人気のない麻生氏は少し前に業界団体訪問に精を出していたらしいが、そんなことをしたら既得権益層のためにがんばりますと言っていることに等しく、無党派層は離れる一方ではないかと余計な心配をしてしまう。

今回は俺も民主党に投票してみる気でいるが、民主党が政権を取ったら国民新党の連中が喜ぶのは腹立たしくて仕方ない。

あの政党の考え方はオイラと正反対で、下手すると共産党社民党より酷い。

既得権益層・老人・地方のことだけを露骨に考える政党というのは本当に醜いと思う。

これから子供を産み育てようとするうちらのような世代にとって、子育ての費用が大幅に減ることになりそうなのは良い知らせだし、人口減少というのは日本にとってとても大きな損失ファクターだからこれに関してお金をバラまくのはそんなに悪くないように思うが、両党とも全体的にバラマキが酷すぎではないだろうかと思う。

国民はバラマキが欲しいわけではないだろうし、そういう国民だったら困ると思う。

でも、自民党式に官僚組織を肥大させ、その組織の自己存続のために予算をバラまくのではなく、弱者に直接支給するのはやり方を間違えなければ効率が良いし、予算の執行にともなう官僚組織の肥大化を防ぐこともできると思う。

俺が選挙よりも何よりも思うのは、今の世の中は数年前と違って明らかに冷静さを欠いて非合理的な議論ばかりが平然となされている風潮にあるということだ。

「格差や貧困は小泉改革と過剰な規制緩和のせいで起きた」と新聞なんかには平然と書かれているが、これは根本から間違っていると思う。

総論として、この現象はグローバリゼーションと世界経済のなかにおいて日本のプレゼンスの縮小が理由で起きている。

低所得労働者の拡大というのは、今の時代背景が「低付加価値労働に関しては安い時給でやってくれないのであれば外国で外国人を使ってやるから結構です」という時代になり、低付加価値労働者の雇用の競争相手が外国の労働者になっていることが理由で起きており、それを防ぐ手立ては残念ながらない。

駅前の商店街がシャッター通りになるのは、駅前の商店街よりイオンモールのほうが断然使えるからであって(俺もららぽーとしか使わない。あと、先週行ったイオンレイクタウンすごかったなあ…)、これに対して、大店法規制緩和して大店立地法を作ってショッピングモールの出店をしやすくしたせいでそうなったというのは完全に供給者の論理であって生活者の論理ではない。

その風潮に押されて最近は再規制をして出店しにくくなっているが逆に困る(不採算が理由のハシゴ外し的な撤退はもっと困るが…)。

派遣労働者が多いのは正社員を雇う法的リスクと正社員の給料がバカ高いからである。

派遣労働を減らすには正社員のクビを切りやすくするか、同一労働・同一賃金を義務づけるしかない。

やっちゃったのはタクシーの規制ぐらいで、あれに関してはタクシーの運転手の手取りが減ろうが知ったことではないが道にタクシーが増えて邪魔で憤りを感じる(笑)。

また、「三位一体改革のせいで地方が疲弊した」とも書かれているが、これも、これまで田舎のバカ政治家が自分の地方に盗人猛々しくカネを引っ張ってきていただけであり、その不健全な姿を正常と考えてきたからそんなバカなことを言うのだ。

いつも言っているがGDPに対して建設業の占める割合が他の先進国の何倍も多いのはそのせいだし、アメリカの何倍もの農業従事者がいるのもそのせいである。

あと、現在流行っている「地方分権」とやらを推進すればするほど東京と地方の格差は拡大すると思うが、それは良しとするのだろうか。

他にも色々と根本が間違っているように思う議論が多々あるがこの2つの議論は特に間違っていると言わざるを得ない。

このような間違った前提で国民的議論をされても俺は困る(笑)。

ところで、「小泉・竹中は売国奴」と言いたがるヤツの常套句に「アメリカの年次要望書に従って、アメリカ国益のために…」というのがあるが、真面目にアメリカの年次要望書を見返すほど、それを好まずとも、アメリカのほうが日本の生活者の利益にかなうように思考しているように思うのはオイラだけではあるまい。

俺は小泉改革を手放しで支持していないし(郵政選挙では民主に投票した)、アメリカのことを好きではないが(22カ国旅してまだアメリカに行っていない)、国民新党自民党族議員が言っていることより常にアメリカの外圧のほうが説得力があると俺は子供の頃から思い続けてきた。

牛肉・オレンジの時もそう、米に関してもそう、BSE検査もそう、郵政もそう、医療費の問題もそう、大店法もそうで、大抵アメリカの言っていることのほうが合理的である。

「ちょっとやっちゃったかな?」と思ったのは時価会計の拙速な導入ぐらいだと思うが、あれも当時は日本国内で大トレンドとなっていたように思う。

情緒論に流されやすくあんなバカな戦争をおっ始めるような国民だからか、わが国の人が考えることのほうが残念ながら合理的だと思えないのである。