裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

俺の天皇論

今日は「天皇誕生日」という名の休日だが、「年末の忙しい時に休みは正直困る」という結構共感できる意見や、「あと1日か2日後ろにずれてくれれば…」などと日本人としてあるまじき意見を年々聞くところだが、天皇陛下の誕生日なんだから仕方ない。

ありがたく楽しく休ませていただいた。

ちなみに皇太子殿下の誕生日は2月23日のようだ。

最近は民主党売国売国と叩く運動がネット上では広がっている気がするが、何を一体騒ぎたがっているのか良くわからん。

俺は左翼の人たちのことは虫唾が走るほど嫌いで、右翼も好きではないけど左翼嫌いはその比ではないぐらいに嫌いだが、最近のネット世論のようなものには違和感を禁じえない。

まず、沖縄の基地の問題について言えば、触らなくて良いことに触って自爆している感が強いが、日本がアメリカに何もかも追随しなくてはならないかというとそうではないだろう。

俺個人は「余計なことを…」と思っているが、安全保障のあり方について国家間で色々な議論をすること自体は悪いことだとは思わない。

あと、小沢氏がソウル大で話した「韓国人が日本に移り住み初代天皇になった」説についても、小沢氏の肩を持っているわけでは全くないものの、「まあ、日本のほうはまともに国としての体もなしていない、何年前なのかということすらわかっていないような時代だし、その可能性もあるわな…。少なくとも古事記日本書紀の記述よりは可能性が高い」と「天孫降臨の地」とされる宮崎出身の俺ですら思う。

また、この前の中国の副主席来日において天皇陛下との会見ルールに羽毛田氏(ハゲ田と書いちゃいそうになるが…)が意義を唱えたことに対して小沢氏が強気の発言したことに対して、俺はそれほど違和感を覚えなかったが、マスコミはといえば小沢氏を悪く言う意見が朝日や毎日までも含めてほとんどであったように思う。

宮内庁長官だろうが、自衛隊航空幕僚長だろうが、役人は役人なのだから、政治にごちゃごちゃ言うなら辞めてから言うべきであろう。

現に元自衛隊航空幕僚長の方はお辞めになってから堂々と発言してらっしゃるではないか。

俺は韓国に行ってどんな感じか見てみたいとはずっと思っているけど昔から大の韓国嫌いだから韓国には未だ行っていないけど、2ちゃんねらーのように韓国や中国を異常に目の敵にする気持ちは全く理解できない。

確かに中国に関して言えば、中国は民主主義国家ではないからものすごく気をつける必要はあるが、これからの世界は政治・経済の両面において米国のみの一極構造から米中の二極構造に変化する中にあり、その中で隣国である中国と上手くやっていく努力をすることは日本にとってどうしても必要なことであり、これを否定することは非現実的なスローガンを叫んでいることのようにしか俺には思えない。

ましてや、産経新聞あたりの米国には一辺倒で追随するくせに民主党中韓を毛嫌う立場のとり方はとても保守とは呼べないし、報道機関としていかがなものかとすら思ってしまう。

「もはやああいうバカ保守のことは相手する人が少なくなっているからいいか…」とも思うが、安倍氏や故中川氏や平沼氏あたりと価値観を共有する「保守」の人たちの考え方はこれに近いものがあるからなあ…(俺も本音では嫌いじゃないし)。

そうそう、俺が家で購読しているのは、安いし(月2,100円)、オールカラーだし、アート情報が充実していて量が少なくて手軽だから嫁に読んでもらえるという理由で「SANKEI EXPRESS(俺は略して「SEX」と呼んでいるが…)」である(笑)。

民主党政権に関しては批判するべき部分が他にたくさんあるのだから、これらのことよりそっちを先に批判して欲しいものだ…(笑)。

最後に、天皇陛下について思うこと。

俺は天皇制というのは、「先の敗戦の後になくしてしまっていたらドイツのように過去を全否定して再スタートをきれたであろう」と思う意味では日本も余計な苦労をせずに済んだだろうにと思うし、共和制と立憲君主制では政治体制としては共和制のほうが進んでいると思うし、天皇陛下は簡単に言えば神道のシャーマンなのだし、天皇陛下ご自身に基本的人権がなくてかわいそうだから、普遍的にはどうでもいいものと思えるのだが、やはり俺自身が日本人なのと、二千年近く同じ王朝が続いている例は世界にないのだから、そういう意味で、世界にまたと例のない究極のローカリズムとしてとても大切にしたいと思っている。

歴史上にはさまざまな偉人がいて、偉人の人格は聞くところによるとすばらしいものが多い。

でも、多くの偉人には醜聞や裏話がついて回ることも多い。

ところが、今上天皇に関しては、天皇家に生まれてしまったがために、生まれながらに日本で最も自由を奪われた人生を送られているのに、それこそ人生の全てをささげて日本国のために尽くしておられ、醜聞の類はそれこそ一切ない。

こういう理由で、俺は明仁天皇のことを立場云々を抜きにして、個として最高の聖人であると心から思っている。

俺は76年間のうち30年程度しか見てこられていないが、それでも30年もたゆまぬ尽力を見せつけられてきたら、普通に考えてそう思わずにはいられないのだ。

俺は今上天皇の個に圧倒されて、今上天皇をとても大切に思うに到っている。