裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

俺は口蹄疫に関しては現実逃避

理系のことがからむと専門家じゃないと無理だわ…と思うことは多い。

俺は軍事の専門家じゃないから、米軍の海兵隊が沖縄にいることで、仮想敵国に対してどの程度の抑止力を持っているのかさっぱりわからないし、そもそも沖縄に海兵隊がいないと具体的にどういうふうに困るのかもわからない(必要だとは思っているが…)。

仮想敵国をどの国と想定し、どういった有事を想定し、想定される事態別に日米で役割と権限が明確になっているのかすらわからない。

政治家はこの体たらくなのだが、制服組もしくは高官同士がきちんとコミュニケーションを取れていることを願わずにはいられない。

ただ、俺でもわかるのは、軍の最高責任者である総理大臣が「抑止力が昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」なんて言っちゃ~おしめぇ~よってことだけだ。

 

口蹄疫についても同様で、防疫にあたってどういった方法を取ることがベストなのか俺にはわからなければ、ここまで広がったことに対して人災的要因があるのだとすれば誰の責任が重いのかもちゃんとはわからない。

それにしてもBSEとは違って口蹄疫ってマジでヤバいから参る…。

俺はこれからも一生東京都内に住むだろうけど、おそらくは死ぬときまで心は宮崎県人だから、今回のニュースについてはただただ悲しいというか目をそむけたくなるばかりで、あまり深くは考えないようにしている。

自分の経験上、思考することを止めてしまうことなんてほとんどないのだが、今回ばかりは考えることから逃げることにしている。

どうせ考えても論理的な意見ではなく感情論しか出てこない。

感情論であるとはいえ、いくつか思うことがあったので特に訴えたい何かがあるわけでもないのだけれども、ここにメモしておく。

 

・国際的にもそうなのだからしょうがないが、何故に人体に影響がないのに食べていけないのかわからない。確実に影響がないのなら俺は食べるけどなあ…(おそらくは人間を媒介に他の動物に伝染するかもしれないからダメなんだろうけど…)。

 

・牛が口蹄疫にかかっても死ぬとは限らないのに、かかるどころか、周辺にいただけで殺されるのだから、どちらにせよ殺される運命とはいえ牛にとってはかわいそうすぎる。ところで、同じような病気がヒトに起きたらヒトはどういう行動に出るのかはとても気になる。間違っても、死ぬと限らない病気にかかった人にワクチンを打って殺して埋めるわけにはいかないだろうから…。

 

・ネットで出回る情報によると台湾では300万頭の豚がほぼ全滅したというし、イギリスでは1,000万頭を処分したというけど、宮崎の約30万頭の牛の何割が憂き目にあっているのかは何故かわからない。ワクチン接種が15万頭近かったから半分以上は処分されるのだろうな…(涙)。

 

・種牛49頭について速やかな殺処分を命じた山田正彦農水副大臣ってどういう人なのだろうと思って見てみると、自分で養豚業をやっていた五島列島の政治家とのことで、農家の気持ちはわからなくはないのだろうとは思う。とはいえ、この人は相当な自給率向上論者らしいからその部分では俺と相いれないな…。

 

・移動制限云々があるとはいえ、49頭の種牛はどこかの離島に隔離してはダメなのかと勝手に思ってみたりするが、残念ながら宮崎に離島はない。鹿児島は早々に喜界島などに移したらしいが、その対応を素早いと思うとともに、離島があるっていいなあとも思う。同じ南西諸島の沖縄に米軍基地が集中していることに全く申し訳なさを感じない鹿児島だが、離島を上手く使うものだなあ…。両方とも県レベルで対応する問題ではないような気もするが、鹿児島からみたら沖縄も宮崎も他人事なんだろうね。

 

・川南町周辺はアメリカの移設候補にも挙がった新田原(にゅうたばる)基地に近いが、畜産がダメになったら米軍誘致して経済を活性化するなんてのは不謹慎かなぁ…(今更無理だろうし…)。それにしても、商業全般や観光業など畜産以外の産業へのダメージも相当なものだろうから宮崎経済の受けたダメージが気になる。

 

・いくら「○○牛」というブランドを掲げてみたところで、種牛に宮崎牛を使っている場合が多いことは国民にわかってもらえただろうし、そもそもブランドそのものに大した意味がないことを国民が理解したと思う。

 

・そうそう、宮崎牛は和牛の世界でナンバーワンの一つかもしれないけど、宮崎地鶏の味はマジでナンバーワンにしてオンリーワンの絶対的な存在だと思うから、地鶏で伸びるってのはどうかな~なんて思いつきを述べてみる。

 

【追記】

後でわかったことだが、ワクチンを打った牛を殺すのは、「防疫的」な理由ではなく「貿易的」な理由だったようで、ワクチン接種清浄国であり続けたかったからのようである。

ワクチン接種清浄国は非清浄国からの輸入を拒み、清浄国に輸出ができるからだそうで、ブラジルやアルゼンチンの牛肉が日本に入ってくるのを拒み、日本の牛肉を同じ清浄国であるアメリカなどに和牛を輸出するためだとか…。

個人的には清浄国などという制度にバカバカしさを感じる。

俺は安くて美味ければブラジルやアルゼンチンのワクチンを接種した牛肉を食べたい。

和牛って要は脂肪分が高い不健康極まりない牛だから常用食というよりは単なる嗜好品だと思うんですな。

 

また、牛は68,266頭で県全体の21%(全体は33万頭弱)、豚は220,034頭で県全体の24%(全体は92万頭弱)が殺処分されたことになるらしい。

県民の人口(113万人弱)より多い牛と豚がいて、宮崎市の人口と同じぐらいの牛がいて、宮崎市の人口と同じぐらいの牛と豚が殺処分されたということになる。

251箇所にわたる埋却地の合計面積が142万平方メートルということだから合計すると1,200メートル四方の土地に埋却したということになる。