裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

Kindle(下)

昨日の続き。

 

昔はハードカバーの本も結構買っていたのに、新書全盛の時代においてなかなかハードカバーに手が出なくなってきたことも事実で、そのような本を電子書籍の割引価格で買えばよいと思って電子書籍を購入しただけあって、kindleで購入した本は全て1,000円以上のコンテンツとなっている。

とはいえ、やはり書店のことは応援したいので、文庫や新書はできれば書店で買いたいと思う。

文庫や新書は持ち運びも簡単だし、寝ころんで読めるから利便性もそんなに違わない。

つまり、本屋に支出する家計を変えずにkindle分だけ書物に費やすお金を増やせばよいと思っているところである。

本代をケチるぐらいなら他のどうでも良い支出を減らすべきであろう。

本当は最近観に行けていないミュージカルもそろそろ観に行きたいのだが(笑)。

 

ところで、構造的な出版不況が続く世の中において、書店も生き残っているのは大型書店ばかりで中小の書店は厳しい経営をせまられているのであろうが、それでも本は定価販売が義務づけられているので、他の業界よりは中小が生き残りやすいはずである。

バカ高いタクシーや映画などと違って、法律に守られていても日本の本は欧米より断然安いのでその点でも再販制度の存在を許す気になる。

 

でも、Amazon再販制度の法の網の目をくぐるかのように安い価格でコンテンツを提供しているのだから、上手いことやるなあと思うと同時にズルいなあとは誰もが思うところであろう。

しかも、日本国に消費税や法人税を払っていないという話だからなおさらやるせない気持ちになるが、それでも、Amazonは便利だから俺を含めてみんな使ってしまっているわけだ。

地方法人税を払うけど不便だから使わない零細商店と、地方法人税を払わないけど便利だから使うイオンなどの大規模小売店舗の関係と似てますな。

 

ところで、図書館で借りたものは返せば済むし、また読みたくなったらまた借りれば良いのだが、本というのはほっとくと際限なく溜まるので、買ってしまった本は弟に送りつけるか、再生紙ゴミに出すというのがほとんどである。

何といってもモノがごちゃごちゃあるのが嫌で、本棚に隙間があればあるほどうれしい性質なので、気にいったわずかな本以外は手元に残さないようにしている。

本棚が開いているからこそ次々と本を買う気が起きるというものでもある。

 

ところで、図書館で何十人も予約が入っているような本をせせこましく待って読むのは俺の美意識には反する。

そういう本は買って読むべきだと思っている。

図書館というのはなかなか買う人はいないだろうけど長期的に見て価値があると思われる本を利用者の文化に資する目的で置いておくべきであり、ベストセラーを大量購入する予算があればそちらに振り向けるべきで、それでこそ広い意味で文化を守るということにつながるのだと思う。

また、バンバン売れるベストセラーを数多く図書館に置くというのはベストセラー作家や書店の利益を逸することにつながり、いくら利用者のためかつ公共とはいえ、フェアではないと思うのである。

 

また、新本を売る書店の利益に反することをできるだけしたくないという気持ちから、個人的には古本屋に本を売りには行かないことにしている(ただ面倒だからというのも大きい)。

とはいえ、古本を買っている時点でこちらについては論理的に破たんしているんですけどね。

でも、BOOKOFFの1冊108円の本を20冊ぐらいまとめ買いして帰るときの幸福感は捨てられるものではない(笑)。

 

生きていて本を読むということより最良の学びの手段を俺は知らないので、kindleを持っても本屋を大切にしたい、お賽銭を払うつもりで本屋で消費せねばと強く思っている。

なお、新聞についても同様の目的で取り続けているが、これについてはそのうち書きたいと思う。