裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

日本礼賛の世相について

今の世相に、悲観論も多いものの日本礼賛が過ぎる面があるということは確実に言えるだろう。

多くの国を見てきて日本ほど総合的にいい国はないと思っているし、昨今の日本人が留学や移住をしない傾向にあり、海外旅行へも無関心で、政治に無関心だったりデモを行ったりしないのは、その証左とも思っている。

でも、以下のような世相があるのは事実だろう。

・書店には日本を礼賛する本がやたらと出て、新聞広告もその類の広告だらけ。

・同じく中国や韓国を貶めて、かつ日本を持ち上げる本が出すぎている。

・外国人、特に中国人や韓国人が日本を褒めるトピックがやたらとネット上に出るが、出るということはビュー数が多いのだろう。

・「英国一家、日本を食べる」だの「 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」といった本がバカ売れして続編まで出る始末だが(特に後者の本の内容は薄かった)、中韓叩き本とならんで出版社側でも鉄板なんでしょうな(トホホ)。

・同じく海外の人が日本を褒める番組や日本に住む外国人を扱う番組が多く放送されるが、数字が取れるからなんでしょう(俺はテレビを見ないけど)。

・番組にハーフタレントや外国人を出す頻度が一昔前より増えているがこれも同じだろう。

・悪いことではないが日本の文化や職人技を褒めちぎる番組が多くて食傷気味な気がする。

・世界的に日本への観光人気が極めて低いことは統計を見れば一目瞭然だが、日本へ来る外国人旅行客が急増しているためか、あたかも日本が観光先として世界から注目されているかのように報道する傾向にある。

・日本の街並みは清潔でも景観が相当に醜悪なことは海外を旅行すれば誰でもわかるが、そこに目をつぶって清潔さばかりを持ちあげる(確かに清潔だけど)。

・中国人が香港に行く数は4,000万人なのに対し訪日中国人は訪日韓国人や訪日台湾人より少ない200万人クラスに過ぎないが、あたかも彼らの購買力が日本経済に役立っているかのように面白おかしく報じる傾向にある。中国人観光客一人が20万円を落としても4,000億円程度にしかならず、日本国における300兆円の個人消費からしたらインパクトは極めて小さいですわな。

・中国を訪れる外国人は日本の5倍程度もいるのだが、世界の観光客が中国を避ける傾向にあるかのように報じる(毎日中国のPM2.5の値をチェックしているオイラとしては行きたくないけど)。

提供する側は求められるものを提供し、提供される側は知りたい情報を欲しいだけなのだろうから、別にこういった世相があるから何というわけではないが、冷静さと客観性を持って情報を扱って欲しいと各方面に対して個人的には思いますわ。