裏GOODDAYS 日々の随想

こちらは日々の随想を吐き出している裏ページです

軽率な地震体験記

これは不謹慎な話なのだが、実は先週の熊本地震の本震に遭った。

先週の金曜日に故郷の宮崎に飛んで、そこから熊本にドライブをするつもりで熊本市内に宿も手配していたのだが、その前日の木曜日の夜に熊本の地震があり、「おい、マジかよ」と叫びつつ、ちょっとドライブはやめとこうかなと思い悩みながら宮崎に飛んだ。

しかし、ドライブをする予定のルートが鹿児島~天草のルートで地震にはあまり関係のないルートだったことと、下手に土地勘があるものだから被害が酷いのは益城のほうで他は大丈夫だろうと思ってしまったのと、熊本のホテルの建物の写真を見て地震には十分耐えられる建物だと判断したことと、ホテルに電話をして様子を聞いたら「余震がありますが営業はしてます」とのことだったのと、わずかながら現地で震災状況を確認したいと思ってしまったので不謹慎だよなあと思いながら、不安視する嫁の意見を差し置いてドライブを決行した。

また、宿代込みの飛行機パックで熊本に宿をとっていたものだから、その日の宿が熊本市にしかなかったというのもセコいかもしれないがその理由でもあった。

普通、故郷に帰ったのなら実家に泊まれよと思うかもしれないが、うちではお互いに気を使うのが面倒だからお互いの家には泊まらないという取り決めにしているので実家には泊まらないことにしている(嫁の実家にはよく泊まるのだけど)。

親との関係は極めて良好だし、地方都市なので家も広いのだが、ホテルに泊まって、お互いの家に泊まらないのは不要なストレスを生まないための工夫といえるのかもしれないし、「泊まるのはお互いに面倒」「正月帰るのは費用もかかるし季節も悪い」などというぶっちゃけトークができるのも何でも話せる仲である故でもある。

天草のドライブは大変にすばらしく、海の幸も美味しくいただいたのだが、この時点で高速道路が寸断されていたため熊本市に入る国道3号は渋滞していて、自分みたいな不要なドライバーが入ってきていることに申し訳なさを感じつつ熊本市入りをした。

市内に向かう区間でコンビニはほぼ全店営業しており、ロードサイドの飲食店も半分ぐらいは営業していたが、不要不急の衣料店などは営業していなかった。

震災の影響を見るため市街地をくまなく歩いたが、まだ営業している飲食店などもあり、アーケードの壊れている箇所もそこまでではなかったのでこのまま復旧してくれればと思ってホテルに戻って寝た。

その後、1時25分に本震があったのは、誰もが知るところで、余震が来ても大丈夫なように備えて寝たので被害は何もなかったが、やはり体験したことのない揺れであった。

その後、短時間停電し、客は一度ホテルのロビーに集められ、全員の無事が確認されてから部屋に戻って眠りに就いた。

その後も何度か余震があったが、神経が図太いのかぐっすりと寝た。

翌日、損壊の大きい熊本城の様子を見に行って、被害のあまりの大きさに呆然とした後に帰途についた。

帰りは行きとは違って、建物の損壊具合は相当なもので、これはマズいなと思いながら、かつ逃げるようで申し訳なく思いながら戻った。

熊本市内のホテルではまだ電気・水道も使えたし、ガソリンスタンドも意外と営業していたのだが、震度の弱い南に行くと逆に停電・断水していそうな雰囲気が漂っていて、開いているガソリンスタンドもだんだんと減っていった。

そのようななかでも営業しているガソリンスタンドがあるとものすごい列ができていて、大渋滞のボトルネックがガソリンスタンドなどとは通過するまでは思いもしなかったのだが、それで国道3号が大きく渋滞していた。

コンビニもほとんど閉店していたが、気丈に店を開けている店もあり、客が殺到していた。

ホームセンターのナフコも気丈に営業をしていて、大雨が近づくなかで顧客の需要に大きく応えていた。

大雨が近づいているものだから、多くの人が瓦が落ちてしまった自宅の屋根に上ってビニールシートをかぶせていたが、この作業こそどうしても日中にやっておかないとまずい作業だよな~と思いながら南下を続けた。

飲食店は熊本市から相当離れた八代市でもまだ開いている店は見かけず、球磨川を登ったところにある人吉市(俺が産まれた街です)に入ってやっと開いている飲食店を見つけた。

加久藤峠を越えて宮崎県内に入ってからは震災の影響は皆無となり、天候も峠を越えると晴れになってのんびりとしたムードになった。

熊本を出たのは9時頃だったが、一般道で宮崎市に戻ったのは、途中、人吉市内観光と宮崎県内での昼食を含むものの、17時前になった。

東日本大震災の時は福岡の小倉を旅行していて、震災に遭わなかったのだが、今度はわざわざ震災に遭いに行ったようなもので前者のように運命とはいえなかったなあと思う。

間違っても会社では熊本に行ったなどと言えるわけもなく、Facebookにも地元に帰りました、友人のO氏と飲みましたなどとしかアップしていない。

悪意はなかったとはいえ、軽率かつ甘かった熊本入りだが、ネットの世界は恐ろしいのでこの文章を載せたばかりに災いが起きないことを願いつつブログのほうではアップしておく。